咳が止まらない、呼吸が苦しくゼィゼィする、
と思う人は病院で検査が必要です。私も初めは、ただの風邪だと思っていましたが、症状が悪化するにつれて、これはただ事ではないと思い検査をしました。
喘息の検査は症状は病院により異なります。皮膚反応テストや血液検査などアレルギー検査と、胸部X線検査や呼吸機能検査、気道過敏性検査など、気道の状態を調べる検査の主に二種類に分けられます。
血液検査の場合、どのようなアレルギーがあるか採血して検査します。
喘息は慢性的なアレルギー疾患で、好酸球、好塩基球、マスト細胞という色々な炎症細胞が関わっているので、IgE値を調べ血液で抗体検出をしていきます。
しかし、血液検査だけでは喘息だと診断する事は出来ません。胸部X線検査では、喘息の症状によく似ている心不全や気管支炎、過敏性肺炎などを発見する事が可能です。
他の疾患との識別をするためにも重要な検査です。
それから、スパイロメトリーという呼吸機能検査を行います。スパイロメーターという機械を使用し呼吸機能を検査します。
やり方は、マウスピースをくわえて息をおもいきり吸い込み、その後におもいきり吐き出します。
機械は、おもいきり吸い込んだ時の肺活量と、おもいきり吐き出した息のスピード、吐き出す時間を測定します。始めに吐き出した一秒目の量が喘息の基準となり、喘息かどうかを調べられます。
喘息患者の場合だと、気道が狭くなる事から
のです。一秒量の割合を一秒率といい、一秒率は気管支が閉塞すると低下すると言われています。
70パーセントは正常、50パーセント未満だと高度の閉塞性障害です。私は、スパイロメトリー検査と血液検査で喘息と診断されました。
その他には、気道過敏性試験というものがあり、アセチルコリン、サメコリンなど気管支収縮薬を濃度の薄いものから濃いものへ順に吸収し、そのたびに呼吸機能を測定しながら低下率を調べます。
通常だと影響がない刺激ですが、気管支喘息の人は敏感に反応するという事から気道過敏性かどうか気道の収縮を検査します。
色々な検査内容によって、日常のコントロール評価、喘息の診断、薬物療法のモニタリングなどが調べられます。
特定の環境が原因の場合、例えば排気ガスやタバコの煙などが原因の場合は、特別な検査、胃カメラや心電図検査などにより調べていく場合もあります。
これを環境誘発テストといいます。喘息の様々な検査方法を是非覚えておきましょう。
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喘息検査の方法について
自分が喘息にかかったのではないかと感じる患者さんは、おそらく「咳や痰がでる」という理由から、そのように感じているのではないかという気がします。
中には、喘息とはまた別の理由で咳や痰がでるという症状を発症するケースも少なくありません。
ですから、まずは「喘息の有無」を調べることになります。これをチェックするために、レントゲン撮影を行います。喘息の場合、たいていはレントゲン撮影でその有無を確認することができます。
もし喘息を発症していることがわかったら、今度はその喘息が果たしてどの程度進行しているのかということについてチェックを行います。
もちろんレントゲン撮影からもその進行度合いをある程度知ることができますが、進行度合いに関しては、「呼吸機能テスト」によってよりその詳細を知ることができます。肺活量や呼気、吸気の単位時間当たりの量を知ることから、その進行度合いを推測することができます。
そして、喘息の原因や病型を知る必要もあります。これに関しては、血液検査を行うことで、たとえばアレルギーの有無を確認することができ、原因およびその病型を判断することができます。
ですから、このときはじめて「注射による痛み」を感じることになりますが、それほど苦しいテストを行うというわけではありません。
そのほかにも、ある程度症状が進行していると考えられる場合には、痰のチェックを行ったり、あるいは心電図をとったりすることで、さらに詳しい病状を把握することになります。
これに関しても、痛みや苦しみを感じることはほとんどないといえるでしょう。ですから、たいていの方法で、喘息の検査によって
そういった部分の心配はそれほど必要ないといえるでしょう。
喘息の検査なら病院で
喘息患者さんであれば、その発作のあまりの苦しみをだれもがよく知っていることから、ちょっとの咳や、ちょっとの痰、あるいは、ご自身の呼吸の状態の変化や体調の微妙な違和感など、あらゆる点においてかなりデリケートな反応になっていらっしゃる方が多いです。
しかし、喘息にかかったことがないという人からすると、かなりひどい咳や痰がでたとしても、「あ、もしかしたらこれは喘息かも・・・」とはなかなか思わないようです。
人間というのは実に不思議なもので、自分がまさかそんな病気にかかるとは思わなかった・・・という感想を、まさに自分でその病気にかかったときにはじめて痛感するのだそうです。
しかも「咳」や「痰」というのは、喘息にかかっているわけではないという人であっても、
そういったことも
「喘息」という発想から遠ざけてしまうことになるのかもしれません。
実際、生まれてこの方咳も痰も一度も経験したことがないなどという人は、まずいらっしゃらないでしょう。
まあすぐに症状が治まったということであれば、無理に気に掛ける必要もありませんし、そんなことをしていてはキリがなく、かえって逆効果になってしまう危険性もあります。
あえてそんなに気にする必要はないとは思いますが、多少「長いな・・・」と感じたとしたら、それはもう喘息に関する検査をしたほうがよいというタイミングに差し掛かっていると思われますので、検査してもらうことをおすすめします。
喘息という病気は、進行性の病気であるとも考えられますので、できる限り早期発見し、早期治療を行うということが重要であるといえます。
ですから、気になった時点で検査することをおすすめします。
では、喘息の検査はいったいどこで行うことができるのか、ということに関してですが、これはやはり、基本的には「病院」で行うことができます。
自治体などでも定期的な健康診断が行われるとおもいますが、しかし、多くの場合、喘息の検査は行わないと考えられます。
ですから、そういった定期的な検査を待つのではなく、できるだけ早く病院に行って検査してもらうことが望ましいといえます。
あまり小さいクリニックや診療所などの場合、たとえばアレルギーの有無をチェックするなどといった詳細な検査はできないことが多いと思われますので、喘息の検査ということに関しては、
その呼吸器科、もしくは呼吸器系内科などの診療科で検査してもらうのが一番安心できます。
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喘息の原因と検査について
喘息の原因を特定することは難しいとされます。もちろんそれは事実ではあるのです。
しかし、わかるものに関しては喘息に関する一連の検査を行うことで、その原因からどういう過程を経て現在の状況に至っているかということころまでしっかりと把握することができるようになってきてはいます。
喘息の検査に関しても、ある程度のフロー(流れ)は確立されているといえます。目的に沿って検査が行われることになります。
検査の目的としては、だいたい次の4つにまとめられることになります。
まずは、「気管支喘息の有無を調べる」、そして、「喘息の進行度合い、重症度を調べる」、あるいは「喘息の原因、病型を調べる」、加えて、その他もろもろの検査を行うという手順になります。
喘息の検査で
です。撮影といっても、これはもちろんレントゲン撮影になります。一般的には正面と側面からの撮影になります。
このときには、肺結核、肺がん、肺炎などによる喘息症状があるかどうかをチェックします。
喘息患者さんに起こりやすいのが、「肺気腫に近い肺の状態」です。
肺気腫というのは、微小な球状の期間である「肺胞」が膨張してしまう病気ですが、喘息の場合も、気管支の細さ、気道の狭さなどが原因で、肺気腫と同じような状況を招いている場合があります。
これをレントゲン撮影によって確認することになります。
また、レントゲン撮影の結果を検証する際には、その患者さんが喫煙者であるか非喫煙者であるかによって分けて検証されることが多いです。
というのも、喫煙者の人の喘息の場合、肺気腫への移行の確率がより高いため、喫煙者の喘息症状の場合、単なる喘息ではなく、肺気腫の影響が出ている可能性があるからです。
他にも心電図をとったり、呼吸機能検査を行ったりすることもあります。心電図に関しては、長期にわたる喘息症状が心臓に影響を与えるケースもあるからです。
また、呼吸機能検査に関しては、喘息患者さんに現れる傾向として、「肺活量の減少」や、「1秒当たりの呼吸量、呼吸率」などが低下するという現象がみられることが多いです。そのあたりのことをチェックします。
他にも気道過敏性チェックや血液検査などが行われます。これらの検査によって、今後の治療の方向性を模索していくことになります。
喘息はアレルギー反応である場合もありますので、血液検査で好酸球(白血球の一種)の検査を行い、気管支喘息であるかどうかの判断材料とします。
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