喘息(ぜんそく)についてお話する前に、この「喘息」ということばの成り立ちについて少しだけ触れておきます。喘息の「喘」は「あえぐ」と読みます。
「息」はもちろん「いき」ですから、つまりこの「喘息」というのは「喘ぐような呼吸」であることを意味します。一般的に
されることがありますが、これは「喘鳴(ぜんめい)」と呼ばれ、喘息の典型的な症状です。
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喘息の種類
喘息にもいろいろと種類がありますから、まずはその分類から簡単に説明すると、「小児喘息」、「気管支喘息」が主なものになります。
そして、気管支喘息の亜種として、「アスピリン喘息」、「運動誘発性喘息」、「アレルギー性喘息」、そして「咳喘息」と呼ばれるものがあります。
ただ、一般的に言われる「喘息」で、成人男女に見られる喘息に関して言えば、これはほとんど「気管支喘息」ということになります。
上記のとおり、喘息にもいろいろな種類がありますが、一般的には発作が起こらなければ健常者と同様に生活することができることが多く、深刻ではないととらえる人もいます。
しかし、喘息は場合によっては死に至るほど重篤なものも存在しています。ですから、喘息の発作が出た際には、速やかに病院に行って医師の診断を仰ぐ必要があります。
他にも、広義では「心臓喘息」と呼ばれる喘息もあります。
これは虚血性心疾患であり、厳密な意味での気管支喘息とは異なりますが、「ゼーゼー」という呼吸音を喘息の定義とするのであれば、心臓喘息も喘息の一種であるということにはなります。
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喘息性気管支炎とは
喘息性気管支炎とは、症状が喘息に似ていることから名前に喘息という言葉が付いていますが、
です。喘息性気管支炎のほかに、喘息様気管支炎とも呼ばれています。この名前は病気というわけではなく、症状の状態を表す病名の一つなのです。
医学的には喘息性気管支炎という言葉が正しくないとも言われていますが、よく使われる言葉です。
喘息性気管支炎は、喘息と同じようにゼーゼー、ヒューヒューという喘息のような喘鳴が特徴なので、喘息ではないか?と疑ってしまいます。
なりやすい年齢は0歳~1歳の乳幼児で、成長するにつれて気管支が太くなり症状は出なくなってきますが、大人が喘息性気管支炎になっても喘鳴はあまりおこらないので、喘息だと疑う事は少ないです。
喘息と違い呼吸困難になることは少ない喘息性気管支炎ですが、子供の場合は気管支が細いことから空気の通りが悪くなり、鼻呼吸が難しい状態になり喘鳴が出やすく、軽い症状でもゼーゼー、ヒューヒューする場合がよく見られます。
だからといって気は抜けず、夜中から明け方にかけて悪化しやすく、場合によっては呼吸困難になる場合もあるので注意が必要です。
気管や気管支の粘膜が感染や寒冷によって刺激となり過敏になることから始まり、風邪が長引いた時などに起こりやすいですが、ウィルスや細菌によるものなので喘息と違い自然に治っていきます。
しかし、アレルギー体質の人は、喘息性気管支炎から気管支喘息になる傾向があるので気をつけなくてはいけません。
痰がからむ咳が主な症状ですが、人によっては発熱や鼻水といった症状も一緒に出る場合があります。
気温の変化する時、特に寒い時期や梅雨の時期にかかりやすいと言われています。完治するまで、しっかりと治療に専念して治してしまう事が大切です。
特に特効薬というものはなく、風邪のように抗生物質や気管支を広げる薬、咳や痰の薬が処方され、自然に治るのを待つという形になります。風邪のように治ると
です。ただ、家の中でペットを飼っていたり、ハウスダストが多い環境だと繰り返す事になりかねないので、環境の浄化をしていくように心掛けて生活すると良いでしょう。
風邪をひくたびに喘息性気管支炎を繰り返す人は、反復性気管支炎とも言いますが、そのような状態になった場合は早めに呼吸器科を受診しましょう。
気管支喘息の初期症状も喘息性気管支炎と似ているので、検査を受ける必要があります。
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